箸やメダル…下川の木で制作 認定こども園の保護者ら、園児向けに企画

マイ箸作りを体験する親子

【下川】町認定こども園「こどものもり」の「保護者の会」は本年度、同園の園児に町の木材に触れさせる取り組みを行った。卒園記念の「マイ箸」作りのほか、昨年6月の運動会では保護者が制作した木製のメダルを贈呈。好評を受けて新年度も続ける考えだ。

マイ箸作りは小学校の給食の際に使ってもらえるよう企画した。2月下旬、町内の体験工房「木子精(きのこころ)」の木工作家近藤正治さんの指導の下、親子がサクラの木でできた20センチ弱の箸を紙やすりで磨き、電熱ペンで名前を書き込んだ。三輪紗加(すずか)ちゃん(6)は「磨くのは難しかったけど楽しかった。思い出になった」と笑顔を見せた。

保護者の会は毎年、卒園・修了する園児に記念品として手拭いやキャラクターが描かれたお皿、カレンダーなどをプレゼントしてきた。本年度は町内の木材加工業下川フォレストファミリーの協力を受けて今月、園児に木琴など木の玩具を贈呈した。

昨年6月の運動会では、保護者がのこぎりを切って手作りしたシラカバ材のメダルを子どもの首に掛けた。園児は気に入った様子で、保護者の一人は「半年以上過ぎた今でも手に取って見ている」と話す。

保護者の会の大石陽介会長は「新年度も取り組みを存続させ、子どもたちの記憶に残していきたい」と意気込んでいる。

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