子どもの一時預かり拡大 釧路市、25年度 現行8から22園に
釧路市は2025年度から、保育施設を利用していない未就学児を一時的に保育施設が受け入れる「一時預かり事業」の実施園を現在の8園から、22園に増やす。保育施設に子どもを通わせておらず、急用などで子どもの面倒を見られない保護者のニーズに応える狙い。
市内55園のうち、一時預かり事業は芦野保育園や、おたのしけ認定こども園など8園で実施している。保護者の冠婚葬祭や病気など「やむを得ない事由」で子どもを見守れない場合や、散髪や買い物などのリフレッシュ目的でも利用できる。生活保護世帯は無料、それ以外の世帯は1日千円~2250円で利用できる。
新型コロナウイルスの影響で一時預かり事業の利用人数は落ち込んでいたが、本年度の利用人数は約1600人と見込んでおり、過去5年間で利用が最も多かった18年度の約1800人に近づいている
市はこれまで待機児童対策で保育園の定員拡大を図っており、21年度以降は待機児童ゼロとなっている。特に子どもが減っている東部地区は、市立、私立の保育園・幼稚園で計633人の定員に対し52人の空きが出ている。
一時預かりの希望者は直接、実施園に連絡する。園の一覧は市のホームページで確認できる。市こども育成課は「実施園の増加で保護者の送迎などの負担も減り、より利用しやすくなる」と話す。(上田惟嵩)
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