今回のテーマは「お正月」
推薦者　只野沙織さん（帯広市図書館）

ネズミ一家の年末年始

少しずつ、新年を迎える準備を始める家庭も多いのではないでしょうか。絵本「20ぴきのおしょうがつ」（たしろちさと作絵／ひかりのくに）は、ネズミたちの年末年始を描いています。

とある民家の床下に住むネズミの一家は、お父さん、お母さんと18人きょうだいの20人家族。年末もさし迫り、大掃除に忙しそうです。餅つきをして正月飾りを仕上げ、どんぐりでこまも作ります。子ネズミたちが眠りについた頃、除夜の鐘が響き始め、一家は穏やかで楽しい新年を迎えるのです。

只野さんは「ネズミの子どもたちがたくさんいるので、誰がどこにいて何をしているのかを探しながら読むのも面白いです」と話します。4歳ごろから。

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（2023年12月5日 北海道新聞帯広・十勝版掲載）