【こどもの本棚】大塚菜生『給食室のいちにち』
今回のテーマは「給食」
推薦者 山口美優さん(帯広市図書館)
働く人の姿 時間を追い紹介
新学期を迎え、給食を楽しみにしている子も多いのでは。一方で、大勢と食べることに緊張したり、好き嫌いがあって憂鬱(ゆううつ)になったりする子もいるかもしれません。山口さんが紹介するのは、給食ができるまでを描いた絵本「給食室のいちにち」(大塚菜生文、イシヤマアズサ絵/少年写真新聞社)=写真=。山口さんは「裏側を知ると、給食の時間がおいしく楽しくなるかもしれません」と話します。
主人公はみどり小学校で働く栄養士の山川さん。山川さんの1日は、朝7時半に給食室に出勤し、体調を確認するところから始まります。身支度を終えたころ、野菜や肉が運ばれてきました。今日の献立はカレーライス。8人で450人分を作ります。
給食はどんな道具を使い、いくつの工程を経て教室まで届けられるのでしょうか。栄養士や調理員はどんな仕事をしているのでしょう。生き生きと働く給食室の人々の様子を通じ、時間を追って丁寧に紹介します。小学校低学年ごろから。
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