岩内に子育て支援施設完成 木材多用、保育所や一時預かりも

木材のぬくもりに満ちた、岩内町の新たな子育て支援拠点施設

木材のぬくもりに満ちた、岩内町の新たな子育て支援拠点施設

【岩内】「いわない東保育所」と「いわない地域子育て支援センター」を併設した町の子育て支援拠点施設が完成した。木材を多用し、自然のぬくもりが感じられる造り。岩内町は4月に保育所を開所するほか、子供の一時預かりサービスなどを行い、育児しやすいまちづくりの一層の推進を目指す。

施設は総事業費約9億円をかけて整備した。鉄骨造平屋で、延べ床面積は約1500平方メートル。内装は木を基調としているほか、日の光が差し込む大きな窓を備えているのが特徴だ。

このうち保育所の面積は約1100平方メートル。プールも設置できる大型のテラスや、はだしでも遊べる芝生の園庭なども整備した。約400平方メートルのセンターに設けられた遊戯室は、子供が存分に遊べる広さを確保し、講演など各種行事も行える。大きな滑り台や、ヒノキの木の玉に満ちた「ボールプール」などがある。

4月3日に開所する保育所は定員90人。センターでの子供の一時預かりサービス(事前予約制)や育児相談への対応、子育て情報の提供も4月初旬から始める。3月19日の落成式で、木村清彦町長は「親子が気軽に集う町の子育て支援拠点として、大きな役割を果たしてくれると期待している」と話した。(酒井聡平)

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