子どもの「一時預かり」要件緩和 釧路市が新年度から

釧路市役所

釧路市は新年度から、保育施設に一時的に子どもを預ける市の「一時預かり事業」の利用要件を緩和する。これまでは冠婚葬祭や病気など「やむを得ない事由」を条件としていたが、4月以降は散髪や買い物などのリフレッシュ目的でも利用できるようになる。

一時預かり事業は保育施設を利用していない未就学児を対象に、市内の保育園と認定こども園計8園で実施。生活保護世帯は無料、それ以外の世帯は有料(1日千円~2250円)で利用できる。

現行は保護者の傷病や災害、出産、看護、冠婚葬祭など保育が困難な場合しか利用できず、数年前から「保護者のリフレッシュのためにも利用できないか」との声が市に寄せられていた。市は「子育ての負担軽減が必要」として、私的な用事を済ませたり、休息をとったりなど理由を問わず利用できるよう要件を緩和した。

市の担当者は「身体的、精神的な負担が重くなる前に利用してほしい」と話している。希望者は保育施設に直接申し込む。対象施設や料金の詳細は市ホームページで確認できる。(長谷川史子)

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