• 【0カ月からの育児塾】赤ちゃんのいる生活は大忙し

    写真はイメージ(hirost / PIXTA)

    0カ月からの育児塾

    これまでは、赤ちゃん抱っこの仕方や寝かせ方のコツなどを紹介してきました。今回は、赤ちゃんがいる暮らしとはどんなものなのか、乳児期に多い事故や対処法をテーマに、北海道助産師会会長の高室典子さん(札幌)に話してもらいました。

    生後3カ月ごろまでは、赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲んで、寝て、起きてを繰り返します。その間におむつ交換や抱っこ、掃除や買い物、食事の準備、入浴などもしなくてはいけません。24時間、息をつく間もなく育児や家事をしていると、イライラしてしまうこともあります。

    「イライラしても良いけれど、赤ちゃんにそれが伝わって不安定になることがあります」と高室さん。そんな時は深呼吸をしたり、赤ちゃんと外に出たり、ぎゅっと抱きしめたりして、心を落ち着かせましょう。

    周りの力借りて

    家事育児の分担について、パートナーと妊娠中から話し合っておくことも大切です。グラフィック「赤ちゃんとの1日」を参照して、考えましょう。可能なら、祖父母を頼るのも一つの方法です。お母さんが休息したり、助産師に育児相談したりできる自治体の産後ケア事業もあります。高室さんは「大変な時は声を上げ、周りの力を借りて乗り切りましょう」と呼びかけます。

    赤ちゃんとの1日

    親子の絆は、おむつ替えなどの世話だけで深まるものではありません。赤ちゃんが笑ったら笑い返したり、抱きしめたり、優しく語りかけたりして、いとしい気持ちを表現しましょう。たくさんかわいがることで、絆は深まっていきます。

    誤飲事故に注意

    4カ月ごろからは、寝返りやハイハイ、周囲の物をつかむなど徐々に発達が進んでいきます。運動量が増えると睡眠などの生活リズムが整ってきて、親のイライラは減っていきますが、注意したいのが家の中での事故です。

    多いのは、おもちゃなどを飲み込む誤飲です。高室さんは「500円玉大のものは飲み込んでしまう」と注意を呼びかけます。

    対処法は主に二つあります。一つは「背部叩打(こうだ)法」で、ひざの上などで赤ちゃんをうつぶせにして背中をたたく方法です。もう一つは「胸部突き上げ法」で、赤ちゃんをあおむけにして人さし指と中指でみぞおち部分を突き上げて嘔吐(おうと)を促します。これらを繰り返しても誤飲した物が出てこない時は、急いで病院に行きましょう。

    赤ちゃんとの1日

    ベッドや階段からの転落も危険です。落ちてすぐ泣く場合はほぼ大丈夫ですが、24時間以内に目の焦点が合わなくなったり、吐いたりする場合は病院に行きましょう。

    やけどにも注意が必要です。コンロで火に掛けた鍋の取っ手が外側に向いていて、赤ちゃんが引っ張ってお湯をかぶってしまう例があります。子ども向けのゲートを設置する方法もありますが、台所は赤ちゃんにとって楽しい場所。高室さんは「お玉を持たせて遊ばせるなど、楽しみながら育児ができると良いですね」と話します。

    こちらの動画では、赤ちゃんがいる暮らしの忙しさや、誤飲があったときの対処法を詳しく紹介しています。

    取材・⽂/尾張めぐみ(北海道新聞記者)

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