ヘルパンギーナ 札幌で流行の兆し 市保健所、手洗い徹底呼び掛け

乳幼児を中心に発熱や口内に赤い発疹が出る感染症「ヘルパンギーナ」の患者が今月に入り、札幌市内で増えている。1定点医療機関当たりの患者数は最近の第23週(6月5~11日)で2.17人と前週比で1.57人増えており、本格的な流行の兆しが見られる。

ヘルパンギーナは代表的な夏風邪といわれる。札幌市保健所などによると、ほぼ例年並みの流行となった昨年は7月後半に同1人を超え、8月前半に同4.32人のピークとなった。今年は6月上旬に一気に上昇しており=グラフ=、1カ月余り早い流行となりそうだ。

ヘルパンギーナは、主に飛沫(ひまつ)や便に含まれるウイルスを介して感染し、38度以上の発熱や喉の痛みを伴う。市保健所は「患者の大半が子どもだが、大人がウイルスを媒介する可能性もある。家族で手洗いをこまめにして」と呼び掛けている。(五十嵐俊介)

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