札幌の「そだちの杜」 子育てサロン コロナ下で工夫

オンラインのミニサロンで親子向け体操を実演するエルムの森児童会館のスタッフ(NPO法人コミュニティワーク研究実践センターそだちの杜提供)

オンラインのミニサロンで親子向け体操を実演するエルムの森児童会館のスタッフ(NPO法人コミュニティワーク研究実践センターそだちの杜提供)

札幌市内の児童会館16カ所で子育てサロンを運営しているNPO法人コミュニティワーク研究実践センターそだちの杜(もり)は、月曜から金曜の午前11時から約30分間、オンラインでミニサロンを開催している。コロナ禍で子育てサロンが中止となる中、16館のスタッフが交代で工作や体操の様子を配信している。

オンラインのミニサロンは5月11日から実施。26日は北区のエルムの森児童会館が配信を担当し、親子約30組が画面越しに洗濯ばさみを使った工作や絵本の読み聞かせ、体操などを楽しんだ。終了後は、日ごろ同館を利用している親子とスタッフの交流タイムも設定。なじみのスタッフの顔を画面越しに見た2歳の男児が驚いた表情を見せるなど、ほほ笑ましい一幕もあった。

同法人は昨年4月から、通信アプリLINEWORKS(ラインワークス)を活用した子育て相談を行っており、QRコードから友達登録をすれば、誰でもミニサロンに参加することができる。子育てサロンの休止中は続ける予定で、同法人の寺田陽子副理事長は「外出先がなく、閉塞(へいそく)感にさいなまれる親子も多い中、少しでも支えになるサービスを提供したい」と話している。問い合わせは同法人(電)080・9614・7502へ。(高田かすみ)

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