絵本で知る「きょうだい」　札幌・えほん図書館　300冊特設展示

「きょうだいの絵本展」の展示コーナーで絵本を楽しむ親子（星野雄飛撮影）

特設展示「きょうだいの絵本展」が、札幌市えほん図書館（白石区複合庁舎６階）で開かれている。兄弟や姉妹、一人っ子らをテーマにした約300冊が、来館者の目を引いている。

同展は昨春も開催されたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、数日間で中止に追い込まれた。今回は「からすのパンやさん」「くまのがっこう」といった定番のシリーズものや、生まれる前の赤ちゃんの視点で家族の様子を描いた「おへそのあな」、3人きょうだいの末っ子が主人公の「ティッチ」などのお薦め本を並べた。

初めて来館したという同市内の石井彩映子（さえこ）さん（33）と長男の良弥君（2）は、展示コーナーで実際に絵本を手に取り、笑みを浮かべた。石井さんは「いろいろな絵本を知る良い機会になる」と話していた。

5月25日まで。午前9時～午後5時。問い合わせは同館（電）011・866・4646へ。（足立結）