置戸町こどもセンターどんぐり 3部屋増築完成へ 23日から利用スタート

置戸町こどもセンターどんぐりに新たに設けられた部屋

置戸町こどもセンターどんぐりに新たに設けられた部屋

【置戸】町唯一の認定こども園「町こどもセンターどんぐり」の増築工事がまもなく完了し、23日から利用が始まる。園児の増加で手狭になったため、保育室などを増やし保育の環境を整える。

センターは2008年開設で、定員は85人。当初は人口減を見越し、18年時点で約60人になると予測して施設が整備された。

だが、働く世代の人口が横ばいとなったことや、育児休暇明けに子どもを預ける人が増えたことなどから、現在の園児数は約90人と想定とは逆に増加。町は19年度に建物の建て増しを決め、今年6月から工事を行ってきた。総事業費は1億6350万円。

増築したのは保育室など3部屋で270平方メートル。こども園全体の床面積は1260平方メートルとなる。これまで臨時の部屋を使うこともあった0歳~2歳児は、年齢ごとに部屋を用意。キッチン兼会議室を新設し、地元の食材などを使った食育を行う。

子育て支援室を拡張して遊具を増やし、保護者向けの子育て講座などの事業も充実させる。医務室や職員の休憩室も整える。

同園の佐久間光昭理事長は、「園児が減らずに定員を保っているのはうれしい誤算。今後の増加にも備え、広々とした環境で保育の質の向上につなげたい」と話す。(先川ひとみ)

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