乳幼児に木製おもちゃ 平取町 健全な育成を支援

町役場で開かれた木製のおもちゃの贈呈式

町役場で開かれた木製のおもちゃの贈呈式

【平取】町は、町内の乳幼児に木製のおもちゃを贈る事業を始めた。乳幼児の健全な育成支援や、将来的な町産木材の利活用を考えてもらう狙い。

本年度の事業費は約50万円。森林整備のために国が自治体に交付する「森林環境譲与税」を活用し、町木育推進事業の一環として実施する。

木製のおもちゃは、いすと積み木、ドミノ、車の4種類。ナラやクルミ、センの木を素材に、社会福祉法人平取福祉会が製作した。

町は、生後1歳の乳幼児がいる世帯を対象に募集し、本年度は申請のあった31人分を用意。乳幼児の名前を入れたおもちゃ1種類を、各家庭に順次配布する。

町役場で18日、贈呈式が行われた。川上満町長からおもちゃを受け取った斉藤璃(あき)君(1)の母・梨菜さん(28)は「木の触り心地もよく、うれしい。家族みんなで楽しく使いたい」と話していた。(川崎博之)

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