子育て相談 窓口一つに 豊頃町 包括支援センター開設 「解決のヒントある」
【豊頃】町は今月から、妊娠や子育て全般に関する相談を一括して受け付ける子育て世代包括支援センターを保健センター(茂岩栄町107)内に開設した。妊娠中から育児、小中学校での生活まで切れ目のない支援を目指す。
国は全国の市町村に対し、2020年度までに子育て世代包括支援センターの設置を努力義務としている。十勝総合振興局によると、これまで管内で帯広市や音更町、更別村など7市町村が設置している。
町の妊娠や子育てに関する相談窓口はこれまで、保健センターや福祉課、子育て支援所、教育委員会などに分散していた。町によると、乳幼児の定期健診などで、病気や経済面など養育に関するさまざまな問題を抱える母親に接する機会が多く、「誰にも相談できずに母親が1人で悩んでいる」(福祉課)という。
相談窓口を一括することで、保健師が妊娠以降の母子の状況も把握することができる。また医療機関や学校など各機関と連携することで迅速に支援できるようにする。町内郊外に住み、初めての妊娠に不安な人は、消防署への事前登録で緊急時に救急車を呼ぶことができる「マタニティサポート119」を初めて導入した。
福祉課は「ネットで調べても情報が多すぎて、かえって混乱する。ここに来れば、何か解決のヒントがあると思ってもらえれば。1人でも多くのお母さんを支えたい」と利用を呼び掛ける。
同支援センターは平日の午前8時半~午後5時15分。問い合わせは(電)015・574・3141へ。(岩瀬貴弘)
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