親子の交流 遊び通じて 子どもセンター仮移転 上富良野

仮移転先の町社会教育総合センターで始まった、町の子どもセンター事業

仮移転先の町社会教育総合センターで始まった、町の子どもセンター事業

【上富良野】未就学児を対象にした町の子どもセンターは、今月から仮移転先の町社会教育総合センターで運営されている。センターの一部を間借りし、従来より手狭にはなったが、職員は工夫を凝らしながら子育て支援に励んでいる。

仮移転先での運営は2年間の予定。子どもセンターが担う発達支援センター事業は建物の1階、子ども支援拠点事業やファミリー・サポート・センター事業は2階で行う。

7日の午前中には、1歳半以上を対象にした子ども支援拠点事業「あそびのひろば」が2階の視聴覚室で行われ、親子5組が来場。子どもたちは滑り台やボール遊びなどを通じ交流を深めていた。

町内の主婦波塚麻未さん(36)は長女の菜月ちゃん(2)と訪れた。「子どもが家族以外と接して社会性を高めることができる場所。保育園に入るまで通い続けたい」と話した。

仮移転先では使用できる部屋が制限されるため、事業のスケジュールを縮小せざるを得なかった。担当者は「工夫しながら、子どもたちや親御さんが満足できるサービスを提供していきたい」としている。

従来の子どもセンターは、町立病院の建て替えに伴い今秋にも解体される。町は、町内旭町2の東児童館の敷地内で同児童館と一体化した新施設を整備し、2024年春の利用開始を目指している。(千葉佳奈)

(2022年4月8日 北海道新聞朝刊掲載記事)

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