町内初、認定こども園 来年4月 木古内保育園建て替え

2022年4月から木古内町初の認定こども園に移行する木古内保育園

2022年4月から木古内町初の認定こども園に移行する木古内保育園

【木古内】木古内保育園(園児31人)を運営する町内の社会福祉法人「しあわせの家」は2022年4月、老朽化した園舎を建て替え、幼稚園と保育所の機能を併せ持つ「認定こども園」に移行する。認定こども園は町内初。現在2カ所ある私立保育園のうち、永盛保育園(園児19人)は本年度末での閉園を決めており、町内の保育施設は1カ所になる。

町によると、認定こども園は同法人が運営。移行後の対象年齢は0歳児から5歳児までと現在の保育園と同じだが、定員は55人と10人増やす。

新園舎は、鉄筋平屋約660平方メートル。保育園敷地内のグラウンド部分での建設を予定している。9月中にも着工する。新園舎は防災面にも配慮。屋外階段を設け、津波などの災害時には、園児らが屋上に避難できるようにする。また、換気機能のある空調設備を導入し、新型コロナウイルス感染対策にも役立てるという。現在の園舎は22年3月に解体する。

町内の保育施設は1カ所に

認定こども園への移行について、木古内保育園の多田房子園長(65)は「今まで以上に幼児教育の強化、保護者とのかかわりを強めていきたい」と話す。

現在の園舎は、1951年に建設。その後、増改築を繰り返したものの、老朽化が進み、耐震性が懸念されていた。町は建設費の約4分の1にあたる約5千万円を補助する。町町民課は「より多様な育児のニーズに対応してもらいたい」としている。

渡島管内西部では、知内町でも22年4月に「しりうち認定こども園」が開園予定。現在、新園舎の工事が進められている。(大庭イサク)

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