これから始まる人生の最初の1ページに ニューボーンフォト撮影・帯広の橋場さん

ママとパパが用意してくれた花冠をかぶって頬づえポーズ

帯広市で「出張写真at home(アットホーム)」を営む橋場大(ひろし)さん(36)は、2016年から、生後3週間以内の新生児の写真「ニューボーンフォト」の撮影を続けます。

ニューボーンフォトは、赤ちゃんの写真を載せた出産報告のはがきを送る欧米の慣習が始まり。橋場さんは、自らが依頼者の自宅などに赴いて撮影をする「出張撮影」のスタイルを模索する中で、ニューボーンフォトに出合いました。当時、日本ではまだ珍しかったといいます。

新生児や母親の体調を気遣いながら、半日から一日かけてじっくりと撮影します。「親の愛情に包まれている赤ちゃんを撮影できるのは幸せな時間」と話します。

ニューボーンフォトをきっかけに、生後100日記念日、七五三…と、節目ごとに撮影を頼まれ、5年以上つきあう家族が何組もいます。カメラに笑顔を向けてもらうだけでなく、何げない日常の風景も切り取ります。「ドキュメンタリーを撮るつもりで向き合っています。ニューボーンフォトは最初の一ページです」

橋場さんの撮影したニューボーンフォトを紹介します。(金本綾子)

家族みんなの手で包んで…。新生児の小ささが分かる一枚

母親のおなかの中と同じような姿勢で、赤ちゃんが一番落ち着く「みの虫ポーズ」

ハート形の木の箱で眠る赤ちゃん

2024
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