休日に子ども遊べる場を 北広島市内の主婦ら企画 初回は市役所前でイベント

子どもにマニキュアを塗ってもらえるブースなどが並んだ「青空ワークショップ」

【北広島】市内の主婦玉木千恵子さん(41)ら6人が、子ども向けのイベントを企画する任意団体「キタヒロ PLAYFUL SPIRIT(プレイフル スピリット)」を立ち上げた。コロナ禍で減った休日の児童向け屋外イベントを手がけたい考えで、5月14日には市役所前の広場で多彩な遊びを楽しめる初企画「青空ワークショップ」を開催。今後は北広島市教育委員会が認定する社会教育関係団体を目指す方針だ。

「マチ盛り上げたい」

14日は天候に恵まれ、くぎを打って糸を張る「ストリングアート」作りなど6ブースを設置し、100~500円で提供した。このうちスーパーボール作りや、客がマニキュアを塗ってもらうブースは、子どもたちが企画。お金の大切さを学び、積極性が育つ機会にしようと、接客も子どもに担当してもらった。

客として来場した緑ケ丘小4年の静間紳一郎さんは「ずっとここにいたいぐらい。イベントが大好きで、また来たい」と笑顔を見せた。

玉木さんは小学4年生2人と幼稚園児1人を育てる母親。同団体は、発起人で代表の玉木さんが、新型コロナウイルス感染拡大で子どもたちが休日に外で楽しめる催しが減ったことを受けて「自分たちで企画すれば、楽しみながら子育てもできる」と思い立ち、友人らに声を掛け4月15日に設立した。活動を促進するため、社会教育関係団体への認定を希望しており、今後、市教委への申請を検討している。認定されると、市内の公共施設の使用料が減免になり、市教委の後援を得て効果的に催しを周知できるなどの利点がある。

6月18日にはJR北広島駅に直結するエルフィンパーク交流広場で、子どもに無料でマニキュアを塗ってもらえる体験会を開く。子どもや大人の女性が対象で、玉木さんは「子どもたちも楽しいし、そして北広島も盛り上がる。そんなイベントをたくさん開いていきたい」と意気込んでいる。(綱島康之)

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