室蘭の8幼稚園 少子化で定員減

室蘭市は、市内の8幼稚園・認定こども園が2023年度から定員を減らすことを明らかにした。少子化により、定員割れが続いていることなどが要因だ。

24日に市役所で開かれた、教育や保育の関係者でつくる「市子ども・子育て会議」で報告した。市の担当者によると、市内の未就学児は22年5月時点で2649人と、5年間で20.6%減少しているという。

定員を減らすのはピノキオ幼稚園(白鳥台)、ベネディクト幼稚園(高砂町)、桜ケ丘幼稚園(港北町)、八丁平美園幼稚園、文化学園大学付属幼稚園(高砂町)、室蘭めばえ幼稚園(知利別町)、清泉幼稚園(祝津)、室蘭幼稚園(御前水町)。それぞれ5~38人減らし、定員は全体で計118人減となる。

一方、保護者からニーズがある室蘭美園幼稚園(東町)は5人増の100人。すみれ文化幼稚園(55人、母恋南町)と、室蘭中島幼稚園(235人)はいずれも変わらない。このほか、ひかりの森幼保園(5人、輪西町)が新たに開園する。(伊藤空那)

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