札幌市内初の義務教育学校・福移学園で開校式 新たな門出祝う

開校に合わせて新たにつくった校章がデザインされた校旗を手にする児童生徒ら

開校に合わせて新たにつくった校章がデザインされた校旗を手にする児童生徒ら

札幌市内で初の義務教育学校として、東区に4月開校する福移学園の開校式が行われ、児童生徒や学校関係者らが門出を祝った。

義務教育学校は、小学校と中学校の9年間を通じた教育課程で学ぶ。同学園は市内唯一の併置校である福移小と福移中を統合する。すでに中学校教諭が小学校の家庭科などを指導しており、今後さらに進める。

3月23日に行われた開校式で、滝沢佳実校長は「自立を目指してきた福移の歴史や強みを生かし、福移学園を素晴らしい学校にしていきたい」とあいさつ。4月から中3相当の9年生になる福移中2年の山田葉月さん(14)は「下級生みんなに頼られる9年生になりたい」と意気込んだ。

札幌市教育委員会は2026年度までに南区の定山渓地区と真駒内地区に義務教育学校を開校し、早ければ27年度に厚別区にも新設する予定。(久保耕平)

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