西の里に子ども支援施設 北広島市、8月オープン目指す 放課後の学習サポートや食事提供

北広島市児童活動センター内部のイメージ図(市提供)

【北広島】市は、対人関係が苦手な子どもを支援したり、放課後に交流したりする「北広島市児童活動センター」を旧北洋銀行西の里支店(西の里北1)に開設する。3月13日に改修工事が始まり、8月のオープンを目指す。

2020年に統廃合されてATMだけが残っている平屋建て約220平方メートルの建物を北洋銀行から借り、改修する。改修費の全額5千万円はB&G財団(東京)の「子ども第三の居場所事業」の助成金を充てる。児童活動センターとなってもATMは使える。

センター機能は主に二つあり、「学習や生活習慣の支援」は、学校にも家にも居場所をつくりづらい子どもたちに無償で勉強を教えたり、食事を提供したりする。定員は7人。

「児童センター機能」では、放課後に子どもたちが遊んだり、本を読んだりできる。こうした施設は、これまで西の里地区に無かった。定員40人。

センターの運営は、学童保育などで実績のあるNPO法人「ワーカーズコープ」(東京)に北広島市が委託する予定。運営費は年2500万円で、道補助金とB&G財団の助成金も充てる。車の送迎など利用についての概要は6月から開く説明会で住民らに伝える。センターの愛称は西の里小の児童から募集する予定。

水口真副市長は「食事提供や学習支援、生活習慣にも目配りする道内自治体は珍しく、社会情勢にあった先進的な施設になる」と述べた。(後藤耕作)

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