入院時の困り事、子育ての相談先紹介 帯広の社団法人が冊子作り配布へ

冊子のイメージ画像を手にする「CAN net」のメンバー

道内外の医療や福祉関係者らでつくる「一般社団法人CAN net(キャンネット)」(帯広)は、地域の医療福祉や教育関係の活動団体に関する情報をまとめた冊子作りを進めている。入院中の理美容や子どもの発達障害といった利用者目線の情報を重視したことが特徴。早ければ4月から無料で配布する。冊子を通じて、社会や地域とのつながりにより健康悪化を防ぐ「社会的処方」の実現を目指す。

冊子には帯広市内の約20団体の情報を盛り込む。「同じ病気や障害の人と話せる」、ウィッグや入院中の理美容といった「外見や美容に関する相談ができる」、学習障害や不登校など「子どもや子育てについて話せる」の三つに分けた。各団体の連絡先や活動内容だけではなく、活動している人の写真や活動に込めた思いも紹介する。

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