ひな壇飾る 笑顔の園児 札幌大谷幼稚園
華やかな衣装を身にまとい、ひな壇を飾る札幌大谷幼稚園の園児（石川崇子撮影）
桃の節句の3日、札幌市中央区の札幌大谷幼稚園で恒例のひなまつり会が開かれ、園児がお内裏さまやおひなさま、三人官女などの「生きびなさま」に扮（ふん）してひな壇を飾った。
生きびなさまは同園の伝統行事で、1929年（昭和4年）から行われている。今年は年長組の60人が4グループに分かれて行った。
園児はそれぞれ華やかな衣装を身にまとい、笛や弓などに模した小道具を持って、ゆっくりとした歩調で登場。口紅など化粧をしたお澄まし顔でひな壇に座り、「うれしいひなまつり」を合唱してひな祭りを祝った。多くの保護者はカメラやビデオでわが子の晴れ姿を熱心に撮影していた。
三人官女の役をした板垣絵礼奈ちゃん（6）は「（ひな壇に）登ったときはドキドキしたけど、楽しかった」と話し、にっこりと笑顔を浮かべていた。（今関茉莉）
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