庭のすべり台完成 子どもたち歓声 稚内・太田さん一般開放

滑り台で遊ぶ園児の姿を楽しげに見守る太田さん

【稚内】市潮見の太田又彦さん(83)が今年も自宅の庭に雪のすべり台を作って一般開放し、遊び場として近所の子どもたちの人気を集めている。

太田さんは会社退職後、「子どもがのびのびと遊べる場をつくりたい」と、10年以上前から遊具を設けている。今回の滑り台は高さ5メートル、長さ約15メートル。木材と鉄パイプ製の自作の滑り台を土台に使い、雪をかき集めて昨年12月に1週間ほどで完成させた。滑る際の摩擦を減らすため、水を定期的にまいて凍らせている。

7日には白樺保育所の4歳児クラスの19人が訪れ、持参した段ボールをビニールで覆ったそりに乗って斜面を滑り下り、「すごい」と歓声を上げていた。

太田さんは腰痛に悩まされているというが、「子どものにぎやかな声を聞くと、作って良かったと思う」と目を細めていた。(高橋広椰)

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