新園舎、子どものびのび 留萌・沖見保育園が業務開始

真新しい園舎には年齢層で分けた保育室やホール、エレベーターなどを設置

【留萌】社会福祉法人留萌萌幼会(岸田和博理事長)が運営する沖見保育園で、移転新築した園舎の内覧会が開かれ、留萌市教育委員会などの関係者が真新しいホールなどを見学した。新園舎は1階に0~2歳児室、2階に3~5歳児室を設け、年齢層で保育室の階を分けることで衝突などによるけが防止の狙いがある。6日から園児の利用が始まった。

鉄筋コンクリート造2階建て、延べ約900平方メートルで、総工費は約4億6千万円。保育室のほかに、1階にはホール、調理室、事務室、2階にステージを兼ねた遊戯室を配置した。バリアフリー化のためエレベーターも設置。旧園舎は年度内に取り壊し、跡地は職員駐車場とする。

施設老朽化による移転で、旧園舎隣接の駐車場部分に昨年3月に着工、同12月中旬に完成し、同23日に内覧会が行われた。永井美幸園長は「旧園舎では雨漏りや壁のはがれなど危険な箇所もあった。新園舎では子どもがのびのびと遊べる」と話した。

また、同会が運営する留萌保育園が4月に閉園し、市内は沖見、みどり両保育園の2園体制に。岸田理事長は「沖見保育園は定員80人から110人に拡充され、園の統合によって保育士を集約することで待機児童の解消も期待される」としている。(吉川幸佑)

この記事に関連するタグ

2024
5/21
TUE

Area

北海道外

その他