子育てしやすい遠軽に 飲食店などへ子連れ利用歓迎のステッカー 町内有志プロジェクト、協力店を募集

「遠軽こどもwelcome」で使用するステッカーやチラシを紹介する高橋望さん(右)と久保田絵里さん

「遠軽こどもwelcome」で使用するステッカーやチラシを紹介する高橋望さん(右)と久保田絵里さん

【遠軽】町内で子育て事業に携わる男女4人の有志が、新たなプロジェクト「遠軽こどもwelcome(ウエルカム)」を始めた。飲食店や美容室など町内事業所に、子どもや子連れの保護者の利用を歓迎する意思を表すステッカーを配り、掲示した事業所をSNSなどを通じて紹介する。地域一体で子育てに取り組む機運を高め、遠軽を「子育てしやすいマチ」として町内外へPRする狙いだ。

代表の高橋望さん(40)は、遠軽などで子どもの居場所づくりに取り組む有志グループ「おうち学校」で中心を担い、他の3人はいずれも小学生以下の子どもを持つ母親だ。4人は30~40代で、自身の経験などを基に「小さな子どものいる親でも気軽に利用できる店を『見える化』したい」と考え、昨年12月から内容を練ってきた。

ステッカーは直径14センチの丸形。かわいらしいイラストをあしらった台紙に、プロジェクト名と「みんなで子育て みんなで紡ぐ」という文言などを印刷した。

協力可能な事業所には、協力金300円と引き換えにステッカー1枚を配布する。「お子様メニューあります」などの子育てを支える具体的な取り組みを添え、入り口のドアなどの見やすい位置に貼ってもらう。

協力事業所は特設サイト(https://kodomoengaru.com/kyouryoku/)に掲載し、インスタグラムやツイッターなどのSNSでも紹介される。メンバーの一人、久保田絵里さん(35)は「事業所側も今まで取りこぼしてきた客層の取り込みにつながる」と利点を強調。事業所の協力を募る一方で、各店の利用客らに「SNSに『#遠軽こどもwelcome』を付けて投稿し、子育て情報を共有してほしい」と呼び掛けている。

問い合わせは高橋さん、電話080・3233・9461へ。

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