積み木遊びで健やかに 富良野市、赤ちゃんへの贈呈開始

北市長(右)から積み木を手渡された親子

【富良野】市内の生後7カ月の赤ちゃんに、富良野産の樹木を加工した積み木「ふらののつみき」をプレゼントする「木育スタート事業」が7日に始まり、7カ月相談で市保健センターを訪れた親子9組に積み木が手渡された。

輪切りにした木の縁部分を残し、内側は子どもが飲み込めないほどの大きさにカット。一つずつ積み木の形が異なるため、パズルとしても楽しめる。市内山部から来た萩原雫ちゃんの母親の愛さん(26)は、北猛俊市長から積み木を受け取り「手に持てるものに興味が湧いている時期なので、大切に使わせてもらいます」と喜んだ。

木はミズナラ、ホオノキ、キハダの三つ。今春、市内の木材会社が東大演習林から切り出した。富良野地区森林組合が保管し、市内の木工作家が加工。積み木のデザインは市教委こども未来課の職員も提案した。市内の就労支援事業所で研磨して完成した。積み木を入れるトートバッグも就労支援事業所で作成した。

同課は「子育て、林業、文化芸術、福祉など各分野の多くの人々が関わり完成した積み木。将来、富良野の森林環境に関心を持ってほしい」と期待していた。今年4月以降に生まれた新生児は、7カ月相談時に贈られる。(宮木友美子)

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