空き家の子育て施設12月オープン 妹背牛町が改修 世代間交流の拠点に

10月末の完成が予定される妹背牛町の「子育て世代交流施設」

10月末の完成が予定される妹背牛町の「子育て世代交流施設」

【妹背牛】町が妹背牛神社近くの1区3町内にある空き家を全面改修して進めてきた「子育て世代交流施設」が10月末に完成し、12月1日にオープンする。屋内外に遊具をそろえて施設を利用する親子が楽しめるようにするほか、子育ての終わった母親や高齢者も利用登録してもらうことで「幅広い世代が交流し、町全体で子育てができる施設」を目指す。

町民対象に愛称を募集

子育て交流施設は、町の子育て支援拠点事業の中核施設として、1959年建築の民家を5月からリフォーム。木造2階建て、延べ床面積196平方メートルの建物を整備し、総事業費は約2500万円。

1階には、おやつ作りなどの調理ができるキッチンスペースを確保。遊戯スペースには壁上りするボルダリングウォールやトンネル、滑り台などを設置。2階はハンモックをつるした昼寝スペースとして活用。屋外にはジャングルジムなどを置く。

施設には職員を数人配置し、週に3、4日以上、1日5時間以上稼働させる。就学前の子どもと親同士の交流や、子育てについての相談・援助、地域の子育て関連情報の提供などを行う。子どもの一時預かりや、乳児のいる家庭の全戸訪問なども検討している。詳しい運営形態は、11月に開会予定の臨時町議会で決める方向だ。

町健康福祉課は「施設の運営が軌道に乗れば『妹背牛は子育てしやすい町』として新たな移住につながる可能性もある」と期待する。

なお、町は町民を対象に10月15日まで施設の愛称を募集している。問い合わせは健康福祉課(電)0164・32・2412へ。

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