アプリで子育てを助け合い 釧路町で説明会 公認サポーター佐藤さん「つながりを作りたい」

アズママの子育てシェアサービスについて説明する佐藤真実さん

アズママの子育てシェアサービスについて説明する佐藤真実さん

【釧路町】子どもの世話を個人間で依頼し合うスマートフォン用アプリ「子育てシェア」の運営会社「アズママ」(横浜)が、アプリの説明会を町内で開いた。同社公認のサポーターで説明会を企画した釧路市の佐藤真実さん(34)は「新型コロナウイルス感染拡大の中、顔見知り同士で子育てを助け合えるつながりを作りたい」と話している。

アプリは事前登録を経た知り合いの会員同士で利用でき、子どもの送迎や預かりをするほか、物の貸し借りや譲り合い、遊びの誘いも呼びかけることができる。同社が2013年から運営し、会員数は全国7万8千人以上で、道内は1954人、釧路管内129人、根室管内15人が登録する(10日現在)。登録は無料で、送迎や託児の謝礼は1時間500~700円。賠償責任保険も適用される。

佐藤さんは2歳と5歳の男の子2人を育児中。2018年に釧路町出身の夫とともに埼玉県から移り住んだ。釧路・根室管内唯一の同社公認サポーターで、18年から毎年地域交流会を開いてきた。

説明会は11日に助産院マタニティアイで開催し、4組の親子が参加。佐藤さんからサービスの説明を聞き、スマホを使ってアプリ上で互いにつながった。6カ月の子どもと参加した釧路市の鳥谷部薫佳(のぶか)さん(33)は「転勤族なので、子育ての情報交換もできたらうれしい」と話していた。

佐藤さんは、自宅で知人の子どもを預かる経験を通じて親同士の交流を持てたり、自身の子どもの成長も感じることができたという。「気軽に『困っている』と発信しやすいツールなので、地域で子育てを助け合うための選択肢の一つにしてほしい」と呼びかけている。

同社のホームページ(https://asmama.jp/)で登録できる。

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