絵本の中にキミの名前 町が新生児に贈呈 東神楽・鷹栖

東神楽町の1歳半の子供たちにプレゼントする「パーソナルちいくえほん」

【東神楽、鷹栖】東神楽、鷹栖の両町は本年度から、町内の新生児に本をプレゼントする事業を始める。新生児の名前や保護者からのメッセージが入った「世界に1冊の本」で、両町の担当者は「絵本の読み聞かせを通して、親子の時間をつくってほしい」と話す。

両町が贈るのは、NTT印刷(東京)の発行する「パーソナルちいくえほん」。東神楽町では、1歳半の子が対象。保護者が子供の名前や性別、好きな食べ物などを選んで申し込むと、絵本の登場人物の性別や名前が子供と同じになり、好きな食べ物が登場する。子供が興味を持つ絵本になるといい、町図書館の担当者は「絵本で子供たちの言葉の発達を後押しし、本への興味につながれば」と期待する。

鷹栖町では、0~1歳児向けの本を用意。子供の名前や、子供へのメッセージを入れて申し込むと、絵本の内容に反映される。

同社によると、絵本は今年から本格的に販売を始めた。子供の年齢や言葉の発達段階に合わせた6種類を扱い、同社のホームページで一般販売もする。道内の自治体では2町のほか、空知管内新十津川町でも導入している。(山口真理絵)

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