木製バンクに壁登り…「ちゃいるも」楽しさたくさん 道の駅るもいに29日開業

市民向けに無料開放された遊戯広場の滑り台で元気に遊ぶ子どもたち=28日

【留萌】道の駅るもいに新たに完成した「ちゃいるも」が4月29日に開業する。子供たちが体を使って遊べるユニークな遊具が設置されたほか、土産店やカフェもある。オープンを前に28日、市民向けの無料開放や関係者によるセレモニーが行われた。

同施設は鉄筋コンクリート造り平屋建て784平方メートルで、総工費は5億1400万円。施設の目玉となる遊戯広場(367平方メートル)は小学生以下が対象。木製の坂を上って遊ぶ「バンク」や、突起を頼りに壁を登るクライミングウォール、滑り台などの複合遊具のほか、幼児用のベビーコーナーがある。

外観の愛らしいイラストが目を引く道の駅るもいの新施設「ちゃいるも」

外観の愛らしいイラストが目を引く道の駅るもいの新施設「ちゃいるも」

道の駅管理棟から移転した土産店「お勝手屋萌」や、市内の菓子店ルモンドが手がけるカフェ「るもカフェ」なども入っている。

セレモニーには、施設名を考案した留萌中3年の伊藤愛桜(あいら)さん(14)など関係者約30人が出席。中西俊司市長は「間もなく大型連休も始まるので、多くの子どもや家族に楽しんでもらいたい」とあいさつした。

遊戯広場を家族で訪れた安部ひかりさん(6)は「バンクを滑り降りるのが楽しい」と話し、妹のまゆかちゃん(4)も笑顔で遊んでいた。母の幸江さん(34)は「市内では遊ぶところが限られていたので、また来たい」と話していた。

新型コロナウイルス対策の一環で、遊戯広場は1日3回(各回1時間半)、定員60人の入場制限を設けた。利用希望者は道の駅ホームページや電話などで事前予約する。空きがあれば予約なしでも利用できる。利用料は子ども1人につき100円で、保護者の同伴が必要。

開館時間は午前9時~午後5時(遊戯広場は午前10時~午後4時)で年末年始除き無休。

問い合わせは、同施設(電)0164・56・0870へ。

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