もふもふ、アメリカミンク 千歳水族館に初の哺乳類

サケのふるさと千歳水族館で人気を集めるアメリカミンク

【千歳】サケのふるさと千歳水族館(花園2)で、新たにアメリカミンク2匹の展示が始まった。サケをはじめ魚類を主に展示する同館では初めての哺乳類。水槽内を素早く動き回る姿が来場者を楽しませている。

アメリカミンクは北米に分布するイタチ科で、河川など水辺に生息。道内では1928年(昭和3年)に毛皮用として輸入され、飼育場から逃げ出した個体が野生化したとされ、「特定外来生物」に指定されている。

同館は、昨秋に千歳川周辺で体長約60センチの雄と同40センチの雌を捕獲し、今月1日から展示。アメリカミンクは水槽内で木の上を歩いたり、水の中を泳いだり。来場者からは「もふもふしてかわいい」などの声が上がった。

同館の高木優風花(ゆうか)学芸員は「2匹が遊ぶ姿が見どころ。展示を通して身近に外来種がいることを知ってもらえたら」と話している。(中川渚)

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