余市町、認可外保育に独自助成 3歳未満対象 無償に

【余市】町は7月から町内の認可外保育所に通う3歳未満の保育料について、利用料、副食費の助成を独自に行う。これにより町内に在住する未就学児童の幼児教育、保育にかかる費用は所得に関係なくほぼ全て無償化される。町によると、認可外保育所の保育料助成は後志管内では珍しいという。
町は保育料助成に伴う支出を約40人分、550万円と試算。6月の定例町議会に関連予算を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出し、可決された。
町は4月から、子育て支援対策の目玉として0~2歳児の保育料の無償化を独自に実施。改正子ども・子育て支援法に基づき国が行う3~5歳児の幼児教育、保育にかかる費用の無償化と合わせ、保育料負担ゼロを実現した。
ところが国の制度が異なる認可外保育所は対象から外れ、住民税非課税世帯を除き町内2カ所の認可外保育所に通う3歳未満の利用者は保育料、副食費の負担がそのまま残り「仕事の関係でやむを得ず利用しているのに」などと不満の声が寄せられていた。
そのため町は、認可外保育所の保育料が事実上無償となるよう利用料月額4万2千円、副食費同4800円を上限に助成を決めた。町子育て・健康推進課は「今回の措置で、子育て世代の負担を幅広く軽減することができる。少子化への歯止めや町外からの移住促進につながれば」と効果を期待している。
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