旧町村農場にカフェ 江別市が改修、6月6日オープン キッズスペースも
【江別】酪農の歴史を学べる市の見学施設「旧町村農場」(いずみ野25)が6月6日にリニューアルオープンする。冬期間は休業していた旧町村邸を通年営業とし、新たにカフェや貸室を設ける。また、第1牛舎内には遊具を備えたキッズスペースを整備し、親子で楽しめる施設に生まれ変わる。
旧町村農場は1928年(昭和3年)に故町村敬貴(ひろたか)氏が開設した施設で、1.1ヘクタールの敷地に旧町村邸や第1牛舎、サイロなどが残る。建物の老朽化を受け、市は昨春から改修工事を行っていた。
旧町村邸内に新設されるカフェ「SaLooN Machimura(サルーンマチムラ)」はえべつ観光協会が運営。内装やメニューは札幌市中央区のカフェ・バー「大人座」がプロデュースし、町村農場の牛乳を使ったカフェラテやソフトクリームを楽しめる。他に有料の貸室4部屋を設け、Wi-Fiやバリアフリートイレを整備した。
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木製のおもちゃやボールプールなどを備えたキッズスペース
昭和初期の除草機など大小30点の農機具を展示する第1牛舎には、キッズスペースや授乳室を新設。緑色のカーペットを敷き、昨年12月にリニューアルした市子育て支援施設「ぽこあぽこ」で使われていた遊具で利用可能なものを置いた。牛舎内の展示スペースには、町村敬貴氏の足跡を学べるパネルを設置。パネルのQRコードをスマートフォンなどで読み込むと多言語で表示される。
一般公開は6日正午から。7日以降の開館時間は午前9時~午後5時で、カフェは午前10時~午後4時。いずれも月曜定休。入場無料。問い合わせは同農場、電話011・807・8156へ。市教委生涯学習課は「幅広い世代に多様な使い方をしてもらいたい」と話す。
旧町村農場は、農場が市内篠津に移転したのを機に、市が95年に土地を購入、建物は寄贈を受ける形で96年に一般公開を始めた。
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