魚さわれそう 教室に「水族館」 札幌養護共栄分校 映像を投影し授業

教室で布に映し出された熱帯魚の映像を見る児童ら
【北広島】北海道札幌養護学校共栄分校で1日まで、魚など水生生物を映像で観察する珍しい授業が行われた。熱帯魚やクラゲといった生き物が登場し、教室はまるで水族館。普段出歩くことが少ないという児童らが楽しそうに眺めた。
セイコーエプソン(長野県諏訪市)が機材を貸し出す「ゆめ水族園」という事業に応募して、初めて実施した。障害や病気がある児童にも楽しんでもらおうと、「遊び」という授業の一環で11月29日から3日間、約1時間ずつ行った。
29日は、教室に縦3メートル、横3メートルほどの大きさの布を張り、プロジェクター2台で映像を投影した。車いすなどで集まった児童7人らは床に寝転んで準備。カクレクマノミやサンゴ礁などが次々布に映し出されると、立ち上がって手をたたき喜ぶ子もいた。越田淳教頭は「心地よい、楽しいといった気持ちを映像で感じてくれればうれしい」と話していた。(後藤耕作)
この記事に関連するタグ
What’s New
- ニュース
- ALL
Editor's pick up
Ranking
- すべて
- ニュース
2025
9/7
SUN
Area
道央
小樽・ニセコ・積丹