連載コラム「井澤綾華のうちのごはんができるまで」第7回
ジャガイモの花 色や模様、品種で違い

ジャガイモ食べ比べ
いよいよ秋! 井澤農園は玉ネギの収穫真っ最中です。達成感いっぱいの夫はテンション高め。重機が家の周りを行き交うので、ベビーカーに乗った娘との散歩は控えめにしています。
少し前に収穫を終えたのがジャガイモです。多品目栽培が好きな私の家族は今年、8種を育てました。
「インカのめざめ」「キタアカリ」などのメジャーどころはもちろん、煮崩れにくくおいしいのに流通量が少ない「ピルカ」、皮も身もピンクで華やかな「ノーザンルビー」などが、わが家の食卓にも並びました。
料理に合わせ、色や香り、甘み、食感を使い分けるのが私の楽しみです。皮が赤で中身は黄色い「レッドムーン」は、サツマイモのような甘さ。ゆでただけでおいしいのでつい、おやつ代わりに食べたくなります。
道民なら花も見たことはあると思いますが、品種ごとに色や模様が違うのはご存じですか。

「男爵」の花=写真=は全体に薄紫

「メイクイーン」は紫と白のコントラストがとても艶やかです

皮は黒っぽくて身が紫色の「シャドークイーン」は、花の中心と茎が黒、花弁は真っ白です
「男爵」の花=写真上=は全体に薄紫。「メイクイーン」は紫と白のコントラストがとても艶やかです=同中=。皮は黒っぽくて身が紫色の「シャドークイーン」は、花の中心と茎が黒、花弁は真っ白です=同下=。
「食べる、買う」を楽しむ農村ドライブが人気ですが、畑の眺めもいいですよ。私の住む栗山町は多くの種類の種芋を育てる農家が多く、百花繚乱。でも、畑には入らないで下さいね。


ジャガイモ収穫
ジャガイモ
ビタミンCや胎児の成長を助ける葉酸が豊富で、妊娠中におすすめの食材です。新鮮でいろいろな種類が出回る北海道。レンジで蒸らしてじゃがバターにし、名産の三升漬けや松前漬けをトッピングしても。道民でよかった!
(写真提供:井澤 綾華さん)
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