子育て中もIT学べた 安平町の短期講座修了式

及川町長(左)からプログラムの修了証を受け取る参加者
【安平】デジタル人材の育成を図る町の「あびらスマートワーク推進プロジェクト」の短期プログラム修了式が17日、町役場で行われた。IT(情報技術)講座を無料で受けた参加者が、家庭と仕事の両立に向け思いを新たにした。
プロジェクトは町が町商工会、IT人材の育成企業など6社と結んだ協定に基づき本年度にスタート。町がスキルを提供することで、子育て世代の母親の在宅ワークや若者のUターンなどを促す狙いだ。
プログラムは3年間かけて行う長期、1年間の中期、6カ月ほどの短期の3種を用意。短期プログラムはIT人材育成会社「WHITE」(神奈川県)が請け負って、昨年10月に始まり、町民10人が参加した。同社が開発したオンライン学習サービスを使い、デザインソフトを使ったチラシの作成法や対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の使い方を学んだ。
修了式では4人が参加し、及川秀一郎町長から修了証を受け取った。3人の子どもを育てる主婦、佐藤ひとみさん(39)は「子育てのなかでも学ぶことができた。何か今後の仕事に生かしたい」と話した。
同プログラムは25年度も継続する。交流サイト(SNS)マーケティングなどを学べる中期プログラムを4月以降に募集する予定だという。
取材・文/斎藤雅史 (北海道新聞記者)
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