子ども笑顔に 中標津に放課後デイ開所 発達障害対象3カ所目

中標津町で3カ所目となる放課後等デイサービス「パインベル」の室内
【中標津】発達障害などの子供を預かる放課後等デイサービス「パインベル」が、町川西8の2に開所した。発達障害の子供に対する支援策の強化を求める声が町内にある中、同様の施設が3カ所に増えた。
町内の合同会社キーファクリンゲル(鈴木慎二代表)が3日に開所。一軒家を活用し、家庭的な空間にした。本やおもちゃなどをそろえる。小学生から高校生までが対象で、定員は1日10人。利用時間は平日が午後1~6時、祝日は午前10時~午後4時。土日は休み。規定に応じた料金がかかる。
町教委によると、町内の小中学校では約200人が特別支援学級で学ぶ。町内に放課後等デイサービスは2カ所あったが、希望者が多いため利用できる日が限られてしまう。
改善を求める請願が町議会に出されていたことなどを受け、釧路市の児童通所施設や就労支援事業所で勤務経験がある松橋香織さん(52)と同僚だった鈴木代表が開所した。
フリースクールの開設も計画しており、2人は「地域で連携し、子供たちが笑顔で家に帰ってもらえる施設にしたい」と思いを語る。問い合わせはパインベル、電話0153・70・5161へ。
取材・文/野口今日子(北海道新聞記者)
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