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美瑛東部に介護や保育の複合施設 町が26年オープン 多世代交流で地域活性化

来年4月にオープン予定の「東部地区コミュニティ施設(仮称)」の完成予想図(美瑛町提供)

【美瑛】町は6月、町東部の郊外にある朗根内地区に、介護施設や保育所、直売所などの機能を備えた複合施設の建設を開始し、来年4月にもオープンさせる。老朽化が進む既存の施設を1カ所に集約して建て替え、幼児から高齢者まで幅広い世代の交流促進を狙う。人口減少が進む朗根内、横牛、俵真布の3地区でつくる「東部地区」のコミュニティー維持につなげたい考えだ。

施設は「東部地区コミュニティ施設(仮称)」。木造平屋、床面積755平方メートルで総事業費は7億4600万円。東部地区にある既存の介護施設や公民館、保育所、農産物直売所の機能を備えるほか、新たに農産物の加工施設や喫茶スペースも設ける。

町によると、東部地区では人口減少が深刻化しており、1月31日時点で216人とこの30年間で半減。今後も人口減少が続けば「地域を担う自治活動も失われる」(町保健福祉課)として、2022年度から町が住民と複合施設建設に向けた協議を進めてきた。

複合施設の完成により、これまで各施設が点在していたため少なかった、利用者同士の交流活発化を目指す。高齢者や子どもの地域での見守りや、地元農産物を使った特産品開発なども期待される。

施設は地元住民らでつくる協議会を立ち上げ、指定管理する方針。町などと連携して地域の課題解消に取り組む「集落支援員」も配置し、運営体制の強化を図る。

町総務課の担当者は「住む地域にかかわらず、幅広い世代の町民が活躍し、交流できる場所が必要」と建設の意義を話している。

取材・文/山中悠介 (北海道新聞記者)

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