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音更の「くるみ」に北海道子育て大賞 育児中の母親が交流 「心のよりどころに」

乳幼児や母親と交流する中村さん(右奥)

【音更】町の子育てサロン「おとぷけ通り くるみ」(東通13)が、北海道の2024年度の「ほっかいどう未来輝く子育て大賞」に選ばれた。町社会福祉協議会などが支援する地域サロンで、元保育士らが常駐しており、育児中の母親の交流の場となっている。

おもちゃや衣類を無料貸し出し

同大賞は地域の子育て支援で模範となる団体などを表彰。09年度に始まり、本年度は応募数11件の中から4団体が選ばれた。

42年間認定こども園などで働き、現在、くるみの代表を務める元保育士の中村友子さん(67)は「受賞に驚いている。とてもうれしい」と喜ぶ。

くるみは19年に開所。社会福祉法人更葉園の敷地内の建物を活用し、無償で親子が遊んだり、休憩したりできる場所を開放している。利用者らが寄付したおもちゃやマタニティーグッズ、乳児服、ベビーカーなどがあり、無料で貸し出す。

毎日15組ほどの親子が利用。発達支援や医療的ケア児向けの催しを月2回開き、関心のある母親らが専門家や先輩ママと交流する場も設ける。

昨年9月から利用しているという町内在住の宮田梨奈さん(26)は「服やおもちゃなどがたくさん借りられて節約になる。他のお母さんと交流しながら悩み相談などもできて助かる」と話す。

中村さんは「母親同士の交流を通じ、新人ママの子育て力が身につく」とし、「子育てをする母親が素の自分になれて心のよりどころになっている。今後も続けていきたい」と意気込む。

月、火、木、金曜日の週4日間、午前9時半から午後4時まで。無料で利用できる。問い合わせはくるみ、電話080・6078・2011へ。

取材・文/関山大樹 (北海道新聞記者)

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