社会の仕組み、遊んで学ぶ「こどものまち」 帯広で1月10日まで、中札内で1月11日から

自分で作った商品を販売所に持って行き値段交渉をする児童
子どもが実社会を疑似体験する遊び「こどものまち」が7日、帯広市児童会館(緑ケ丘2)で始まった。東京で保育士の傍ら、絵本と演劇のユニットを主宰する水上祐佳さん(37)=音更町出身=がドイツ・ミュンヘン発祥のイベントを参考に企画。同会場で10日まで、中札内村で11、12の両日開催する。
自発性、考える力養う
子どもたちで運営する都市を再現する取り組みで、自発性を養うことが目的。水上さんは東京などでも活動しており、十勝での「こどものまち」開催は2回目。
7日は十勝管内外から小学生ら7人が参加。段ボールのおもちゃやビーズを使ったアクセサリーなどを作り、販売所に持ち込んで値段交渉し、疑似通貨「トカ」を得た。
札幌市の手稲山口小1年田崎あおいさん(7)は、指輪や装飾付きの手ぼうきを作り、10~12トカで販売。「作ったり売ったりできて楽しかった」と話した。
水上さんは「大人になっても役立つ、自分で考えて遊ぶ癖をつける力を養える」と話し、今夏にも、規模を拡大した「こどものまち」を管内で開く予定だ。
今回は各日とも午前11時から午後4時(最終受付は同3時)まで。11、12日の会場は中札内交流の森(村東4条北1)。対象は小学1年~中学3年生。参加費は1人800円で、時間内は自由に出入りできる。専用フォームから申し込む。飛び入り参加も可能。問い合わせは水上さん、yunnie_yunico@yahoo.co.jpへ。
取材・文/関山大樹(北海道新聞記者)
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