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思い描いた物語 AIが絵本に 札幌のIT企業、アプリ公開 登場人物など入力「自由な発想で」

ロボットえほんメーカーの画面。登場人物やあらすじを入力すると、AIが絵と文章をつくる(インフィニットループ提供)

札幌のIT企業インフィニットループ(札幌)は12日、利用者の設定を生かした絵本を人工知能(AI)で生成するスマートフォン向けアプリ「ロボットえほんメーカー」を公開する。親子で読書に親しんでもらうのが狙い。コンテンツを新たに生み出す「生成AI」を使った消費者向けアプリを同社が手がけたのは初めて。

アプリは月5冊まで無料で、月99冊までの有料プランは月額500円。絵本は無料で読み返せる。登場人物の名前や物語の方向性を入力すると、内容に沿った絵と文章ができ、5ページの絵本に仕上がる。同社によると、日本の子ども向けに絵柄や文章を調整したアプリは全国的に珍しい。

同社は仮想現実(VR)などの最新技術を生かしたソフトウエアの開発に力を入れている。生成AIの処理速度やコストが実用化に見合う水準となったため、安定した売り上げを見込める教育をテーマに今回のアプリを企画した。

松井健太郎会長は「知っている人や場所が出てくると子どもは興味を持ってくれる。自由な発想力を駆使して面白い絵本を作ってみてほしい」と話す。今後も、需要や収益性をにらみつつAIを使ったソフトを順次開発する方針だ。

取材・文/岸恒介(北海道新聞記者)

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