訪問育児支援、5市町村で試験導入 紋別のNPO「はぐくみ」 保育士ら家事や子供預かり

自宅などに訪問する子育て支援事業を試験的に始めた「はぐくみ」のスタッフ
【紋別】市内のNPO法人「はぐくみ」は、自宅などに訪問する育児支援事業を試験的に始めた。西紋地区5市町村を対象に、保育士や子育て支援員の資格を持つスタッフが格安で、妊娠や子育て中の親に代わり簡単な家事や子供の預かりを担う。7月のサービス開始から6件の利用があり、ニーズを探りながら来年度以降本格化させる考えだ。
悩み相談 心のよりどころに
サービス内容は子供の世話のほか、買い物、通院の付き添い、食器洗いや洗濯など簡単な家事の代行。親が連絡を受けてすぐに駆けつけられる場所にいることが望ましいが、相談に応じる。親の体調不良時はもちろん、「普段できない家事をしたい」「下の子が生まれたばかりで上の子の遊び相手になって」といった幅広いニーズに応える。自宅訪問は子供にとって慣れ親しんだ環境下なので、ストレスを軽減できる利点もある。
また、保育園などの託児よりもハードルが低いため、友人や家族には話しにくい相談にも乗ることで、孤立しがちな子育て中の親の心のよりどころも目指す。
川口とも子理事は「対応できる内容の確認でもいいので、まずは相談してほしい」と呼びかける。
料金は1時間500円。子供の年齢は限定しない。平日午前9時~午後4時(その他は応相談)。利用料金に加え、交通費が紋別は300円、4町村が500円かかる。原則利用の2日前までに、はぐくみのLINEか、電話0158・28・7808で申し込む。
取材・文/仲沢大夢(北海道新聞記者)
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