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ママの孤立防ぐ「輪」好評 保育士企画 札幌で毎月交流会

ママの輪のイベントで来場した子どもと遊ぶ代表の川田由紀さん(左)

ママの輪のイベントで来場した子どもと遊ぶ代表の川田由紀さん(左)

子育て中の母親の孤立を防ごうと、札幌の市民団体「ママの輪」(川田由紀代表)が今年5月から札幌市内で毎月開く親子イベントが好評だ。格安の子ども服販売やマッサージなど多彩な催しがあり、市内や近郊から延べ250人を超える親子が来場。子育て中の母親が自由に過ごせる交流の場となっている。

こども家庭庁によると、育児不安を抱える母親は多く、調査でも「子育て中の親と知り合いたかった」「子育ての悩みや不安を話せる人がほしかった」など子育て中の孤立がうかがえる回答が高い割合を占めるなど、社会課題となっている。

ママの輪は、代表で保育士の川田さん(46)=同市厚別区=や、元養護教員などの子育て経験者らで発足。イベントは毎月第4木曜日、市内厚別区のツルハドラッグひばりが丘店2階のフリースペース(厚別南2)で開催している。

きっかけは川田さんの子育て経験にある。保育士歴27年で、双子を含め現在小中学生の3人の子どもを育てる自身も子連れでの外出に苦労した。そのため「外に出られないのはストレス。子どもを何人連れていようが『ここなら行ける』というインクルーシブな空間を作りたかった」という。

9月26日のイベントでは、参加者同士で子どもを見守りながら談笑したり、買い物を楽しんだりする姿が見られた。長女(1)と初参加した山内仁美さん(35)=同区=は「子どもが泣きやまない時など行き詰まることがある。しゃべってリフレッシュしたい」と話した。

ママの輪の目標は「誰もが不安なく子育てできる社会を作ること」。川田さんは「ママの笑顔は家族に還元される。1人で抱えないで」と呼びかける。

イベントの参加費は1500円(ハーブティー飲み放題とお菓子代込み)。事前申し込み制で先着10組。問い合わせは公式ラインから。

取材・文/高田かすみ(北海道新聞記者)

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