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小樽市、25年度から放課後クラブ民間委託へ 保育の質・職員待遇に懸念の声も

小樽市は、2025年度から放課後児童クラブ(学童保育)を民間委託する方針を決めた。民間ノウハウの活用による安定的な人材確保や、独自サービスによる利便性向上が狙い。

放課後児童クラブは、保護者が仕事などで日中いない小学1~6年生を対象に、放課後や土曜日、夏休みなどの長期休みに過ごす場所を提供する事業。市内に16カ所ある。

市は人口減対策として子育て支援策に力を入れており、その一環で本年度から放課後児童クラブの利用手数料を無償化。無償化の効果もあり、本年度の登録児童数は5月1日時点で前年度比25%増の812人で、2015年度以降最多となっている。

民間業者への委託期間は25年度から29年度までの5年間。委託後は現在、午後6時までの開設時間を30分延長して同6時半とする。会計年度任用職員として現在雇用する放課後児童支援員と補助員は、受託事業者に転籍することを想定する。

市は業務委託料として計18億8千万円の債務負担行為を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を開会中の定例市議会に提出した。

9月10日の代表質問では、民間委託後の保育の質や職員の待遇を懸念する質問が出たが、迫俊哉市長は、事業の実施主体はあくまで市であることを強調。「受託事業者には現状の給与などの処遇を下回らないよう求める」とし、「民間の専門性を生かし、官民連携しながら保育水準を保つ責任を市としても果たしたい」と述べた。

取材・文/河田俊樹(北海道新聞記者)

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