「旅する本屋」函館来訪 バスの書店、絵本など200冊 9月、10月もイベント参加

好みの本を手にして喜ぶ子供=8月26日、函館三育認定こども園敷地
絵本をメインに扱う、登別市拠点の移動本屋「THE BOOK STAND」が函館市内に出店した。「旅する本屋」をテーマにしたバスの書店で8月24~26日に開店。子供から大人まで訪れた人たちが笑顔でさまざまな絵本を手にした。
同書店は登別市でいずれもデザイン関連の仕事をし、絵本が好きな加藤順也さん(47)と金子めぐみさん(51)が4月に開業。元幼稚園バスとして使われていた中古車両を購入して加藤さんが友人らと内外装を手がけた。新書が8割で、古本も含め160~200冊を扱い、車内の手作りの本棚には2人が内容を吟味した大人も子供も目を引く美しい絵本、図鑑などが並ぶ。
8月24、25日は松風町のグリーンプラザで、26日は五稜郭町の函館三育認定こども園の敷地に出店。7月に続いての函館出店で、毎日バスを訪ねて本を手にする子供たちの姿もあった。函館では特に大人が絵本を買っていく姿が目立ち、金子さんは「内容はしっかり2人で吟味しているので、ジャケ買い(表紙を見て買う)がおすすめ。本離れと言われるが、椅子に座って本を読んでいる子供の姿を見たり、選んだ本を良いと思って買ってもらえたらうれしい」。加藤さんも「好奇心が広げられたら」。
今後、コーヒーの提供も予定しており、函館では、9月23日のイベント「はたらくのりもの大集合」、10月14日は、ハンバーガー店「MILL BROWN(ミルブラウン)」(本通)の店舗横で出店する予定。出店情報などは同店のインスタグラム(@thebookstand_north)へ。
取材・文/押野友美(北海道新聞記者)
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