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産後ケア、母親の不安解消 室蘭・日鋼記念病院が宿泊、通所、自宅訪問 乳幼児の世話や育児指導

日鋼記念病院で始まった産後ケアサービスで、通所者や宿泊者が利用する部屋

日鋼記念病院で始まった産後ケアサービスで、通所者や宿泊者が利用する部屋

日鋼記念病院(室蘭市新富町)が、出産直後の母子の心身のケアや育児サポートを一体で行う産後ケアサービスを始めた。同病院によると西胆振の医療機関では初の取り組みで、宿泊型、通所型、自宅訪問型の3タイプを用意した。同病院は「お母さんにリラックスしてもらい、産後の不安を取り除きたい」と利用を呼び掛けている。

母親と産後6カ月未満の乳幼児、その家族(成人1人まで)が対象。助産師が乳幼児の世話を手伝うほか、赤ちゃんのあやし方などを伝える。父親へのおむつ交換などの育児指導も行う。宿泊型は1泊2日から対応し、日帰りの通所型は1回当たり最大5時間利用でき、食事も対応する。自宅訪問は1回2時間の対応。

宿泊型、通所型の利用者向けには木目の落ち着いた空間が特徴の一室(約30平方メートル)を用意。登別市の30代女性は「助産師に気軽に相談できて心強かった。産後一番の休息を取ることができた」と喜んでいた。

西胆振の分娩(ぶんべん)取り扱いを巡っては、産婦人科の常勤医の配置が変わり、7月から製鉄記念室蘭病院が事実上の拠点となった。日鋼の年間分娩件数は大幅に減る見通しだが、授乳などの育児不安を抱える母親は多いことから、助産師の協力を得てサービス導入を決めた。

産後ケアサービスは、同病院での出産の有無にかかわらず受けられる。サービス利用料は、自治体との契約により異なり、登別市、豊浦町、壮瞥町、洞爺湖町の住民は宿泊型が3千~4600円(1泊2日から)、通所型は千円。室蘭、伊達市民は宿泊型3万5千円(同)、通所型1万5千円。

訪問型は登別市民が1回千円で、それ以外の住民は1万円。

問い合わせは同病院第4病棟、電話0143・24・1331へ。予約は希望日前日までに専用フォームから。

取材・文/小林駿太 (北海道新聞記者)

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