児童欠席、LINEで連絡 士幌町が導入 保護者や教員の負担軽く

児童の欠席連絡などができるラインの町公式アカウントの登録画面
【士幌】町は町内の小学校で、保護者がLINEを使って児童の欠席や遅刻などを連絡できる取り組みを始めた。保護者と教員が多忙な朝の時間に、電話ではなくメッセージ機能を用いることで、両者の負担軽減を図る。
町が町教育委員会と協力し、8月21日から開始。町は昨年度に町認定こども園で同様の制度を導入し、好評だったことから小学校での実施に踏み切った。対象は町内の士幌小(210人)、中士幌小(31人)、上居辺小(21人)の全3校。20日時点で児童数の約4割にあたる計110人の保護者が登録している。
アプリ開発を行う企業「ボットエクスプレス」(東京)のシステムを導入。保護者はラインの町公式アカウントから、児童の学年や氏名などを登録。連絡する際は、ラインの画面から「欠席」「遅刻」「早退」を選択し、それぞれの理由を自由に記述できる。
教員側は、保護者が送信した内容を学校のパソコンを使って専用サイトから閲覧でき、保護者のライン宛てにコメントを送ることも可能だ。
従来は始業前に電話で連絡をしていたが、電話が混み合うことや教員が電話に出られないといった課題があった。今後は保護者が時間を気にせず24時間連絡が可能。教員は出勤後にパソコンで文字として把握することで、確認漏れを防ぐことができる。
町は「こども園を卒業した後も継続して使える仕組みづくりと、先生と保護者の負担軽減に役立てたい」と話している。
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