【こどもの本棚】間瀬なおかた『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』

今回のテーマは「乗り物」
推薦者 青木颯汰さん
(帯広市図書館)
穴から見えるいろいろな景色
絵本「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」(間瀬なおかた作絵/ひさかたチャイルド)は、シンプルながら穴あきの仕掛けが巧みな人気作です。青木さんは、「穴から次のページが少し見えて、どんな景色か想像するとワクワクします」と話します。
雪深い「やまのえき」から「デデン ドドン」と電車が出発。真っ暗なトンネルを抜けると、雪の野原が広がります。さらにトンネルを抜け、山へ海辺へと線路は続き、やがて「うみのえき」へ到着します。
各ページのトンネルの絵の出入り口がくりぬかれていて、次のページに描かれた景色の一部が見えるつくりになっています。最後まで読み終えたら、ページを戻り、今度は「やまのえき」までの道のりを楽しめます。3歳ごろから。
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(2024年8月20日 北海道新聞帯広・十勝版掲載)
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