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苫小牧初「通所型ロング」助産所8月開業 産前産後の心身ケア 

改装中の助産所「助産院なりママ」の前で「産前産後の悩みに寄り添いたい」と話す中田さん

苫小牧市の助産師中田知穂さん(38)が8月中旬、通所型の助産所「助産院なりママ」(市柏木町5)を開業する。産後4カ月未満が対象で、母子が最大6時間利用でき、休息や食事をゆっくり取れる時間を提供する。母親の心身を回復するケアを行う拠点で、中田さんは「『第二の実家』のような場所を目指す」と話す。

最大6時間 「第二の実家に」

育児の助言や心身のケアを行う市の産後ケア事業の一環で、委託を受け、8月19日にオープンする。市によると、2時間まで利用できる「通所型ショート」の助産所は市内に3カ所があるが、利用時間やケアの内容を拡充した「通所型ロング」は初めて。

助産所は中田さんの祖父が住んでいた2階建ての家の1階(床面積92平方メートル)を改装している。改装費は5月にクラウドファンディング(CF)で募り、102万円が集まった。仮眠することができる休憩室を2部屋用意し、食事を提供するスペースも設ける。中田さんのほか、市内の助産師2人が交代でサポートし、授乳や育児、夫婦生活に関することなど産前産後の悩みに寄り添う。分娩(ぶんべん)は行わない。

中田さんは王子総合病院の助産師として11年間勤務し、2020年に退職。フリーで性教育の講演を行い、3人の子育てを経験した。三男を出産した後、仕事と育児に追われて気持ちが沈み、産後うつのような状態に。室蘭市にある「通所型ロング」に通い、食事や休息で心身を癒やした。中田さんは「一人で頑張りすぎてしまうお母さんは多い。困った時に『困っている』と言える場所を作りたい」と話す。

午前10時~午後4時に利用可能。予約制で、利用回数によって値段が異なる。予約や詳細は専用サイトで確認できる。

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