【こどもの本棚】ルース・クラウス『くま!くま!くまだらけ』
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今回のテーマは「クマの絵本」
推薦者 村上暁子さん(帯広市図書館)
言葉遊び軽やかに
実際遭うと怖いけれど、絵本の世界では人気者。そんなクマの絵本を村上さんに教えてもらいました。
「くま!くま!くまだらけ」(ルース・クラウス作、モーリス・センダック絵、石津ちひろ訳/徳間書店)は、タイトル通りクマがたくさん登場する絵本です。犬にクマのぬいぐるみを取られてしまった男の子は犬を追いかけますが、風呂や広場、駅など行く先々には大きなクマがいっぱい!
「おどるくま おどろくくま なきわめくくま」と言葉遊びも軽やか。ぬいぐるみのような大きなクマは、表情がそれぞれ違ってかわいらしい。「ストーリー性はないけれど軽快な言葉が並びます」と村上さん。犬の姿を探しながら親子で楽しめそう。ラストシーンに笑ってしまいます。0歳から。
こちらもおすすめ
「5ひきのくまさん」
(キャサリン・レイナー作、みずのゆきこ訳/化学同人)
「きょうはみんなでクマがりだ」
(マイケル・ローゼン再話、ヘレン・オクセンバリー絵、山口文生訳/評論社)
「もりのくまとテディベア」
(谷川俊太郎詩、和田誠絵/金の星社)
(2024年7月2日 北海道新聞帯広・十勝版掲載)
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